ネットワークカメラを使ってみました

最近の豚舎は、温度・衛生管理がしやすい密閉式が多くなってきており、そのほとんんどが、ファンを使って換気を行っています。
しかし、落雷・漏電・停電・機械の故障などでファンが止まってしまうと、豚舎内は急速に高温・酸欠状態になり、重大な事故となってしまいます。 そのため停電通報装置を設置されています。
ですが・・・”離れた所でも、豚舎内の様子が見たい” という事で、安価で使える無線ネットワークカメラを使ってみました。
簡単にですがレポートします。
今回使った機材

既存の無線ルーターに、設置が簡単な無線ネットワークカメラを接続することにしました。
電波がどこまで届くかが問題です。

無線ネットワークカメラ
CG-WLNCMNGV2

無線ルーター
CG-WLBARAG2
豚舎の図です @に無線ルーターが設置してあります。(地上高 150cm)
Aに無線ネットワークカメラを設置してみました。
@のルーターから 15m 位の距離で問題なく無線でつながりました。
Cにあるファンが、止まっていないのが確認できます。
Bに無線ネットワークカメラを設置してみました。
@のルーターから 50m 位ありますが、難なくつながりました。結構飛びますね。
遠くてつながらない様であれば、中継器を使うなど工夫が必要ですね。
  携帯用のホームページです。
携帯電話の機種によっては、もっと大きい画像になります。
今回必要な環境 ・インターネットに接続している。
・ホームページを作成している。(又は、それに近い)
無線ネットワークカメラの設定 ・無線ルーターと IEEE802.11g で接続
・1分おきに1枚写真を撮り、ホームページに送り書き換える。
今回のレポートについて 利点 無線で接続出来たので、設置しやすい、無線ネットワークカメラの追加のみで出来た。(安上がり) 
欠点 今回使ったカメラは屋内用で、湿度・ほこりに弱い。
停電時は、写真が更新されないだけで、停電とは分かりにくい。
「こんな事が出来ますよ」くらいのレポートですが、いくらかの参考になれば幸いです。
メーカーHPから抜粋
  • カメラのURLをメールで送信 (ファームウェアバージョン2.00以降対応)
    外部よりネットワークカメラへアクセスする為のアドレス情報をメールによる通知する機能を追加。(UPnP機能有効時)カメラにメールアドレスを登録するとカメラにアクセスするためのURLが送信されて来ます。そのURLをクリックするだけで、カメラの画像にアクセスできます。
  • ネットワークカメラで映像配信が可能
      WEBサーバを内蔵した(IEEE802.11g/b)ネットワーク対応カメラです。パソコンがなくても設置可能ですので、モデムやルータを直接つなぐことができ、より柔軟な設置を可能にします。
  • デジタルズーム機能で最大4倍(x1、x2、x3、x4)に拡大表示が可能
  • 汎用性の高いJPEG圧縮を採用
      画像圧縮に最も一般的なJPEG圧縮を採用することで様々なWEBブラウザやアプリケーションで、利用することが可能です。
  • FTPアップロード・E-mail送信・動作検知など多彩な機能
      撮影した画像を自動でFTPサーバにアップロードしたり、E-mailで送信したりなど多彩な機能が満載です。
    もちろんスケジュール設定も可能。また付属ソフトウェアNC Viewの動作検知機能により、映像が変化した時にアラームやE-mail送信でお知らせすることも可能です。
  • 汎用ブラウザーで簡単モニタリング
      対応のWEBブラウザーでネットワークカメラのURLアドレスを指定するだけで簡単に映像確認および設定が可能です。
    ※対応WEBブラウザーは製品仕様をご確認ください。
  • 携帯電話からの映像確認
      携帯電話から映像の確認が可能。いつでも手軽に外出先から画像を確認できます。
      ※お手持ちの携帯電話の仕様により、解像度等の設定が必要になります。また、画像は静止画像になります。
      ※ ネットワークの状況により、画像が数秒遅れることがあります。


・また複数台のカメラを使って、パソコン上で同時に監視することが出来ます。(動画です)
他にも色んな使い方が出来ますので、目的に合わせて工夫して下さい。

 * ただし、設定には高度な知識が必要で、”誰でも簡単に”とはいきません。